ラブ(@Lab_tainan)です。
「海外赴任で一度失効させられたのに、今さらまた作れとはどういうことか」
これまでの政府の対応に、強い憤りを感じている方も多いはずです。
2024年5月27日、ようやく海外居住者のマイナンバーカード継続利用・新規作成が可能になりました。さらに2025年12月に健康保険証を廃止し「マイナ保険証」に一本化すると発表しました。
(※資格確認書があれば日本の公的医療を利用できるが…)
日本から海外へ出向している方にとって、マイナンバーカードを保持しているかどうかは、帰国時の行政サービスを円滑に利用できるかを左右する極めて重要な問題です。
本記事では、墨田区役所での実体験をもとに、非居住者が本籍地以外でマイナンバーカードを再度入手するための手順を紹介します。

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この記事のポイント
- 2024年5月改正の最新ルール:海外転出後もカードの維持・新規発行が解禁。
- 2025年12月の壁:保険証廃止に備え、一時帰国時の医療トラブルを防ぐ必須の準備。
- 一時帰国申請のメリット:大使館経由より早い?窓口での実録タイムスケジュールを公開。
- 実録・役所の落とし穴:予約システムの罠や窓口の階層違いなど、現地でしか分からない注意点。
2024年5月改正|海外赴任・非居住者のマイナンバーカード最新事情
これまで海外赴任者は、出国時にマインバーカードを「返納(失効)」させられるという不条理なルールに縛られてきました。失効するにも市区町村の役所に来庁する必要があり非常に煩雑でした。「8年も経ってようやくか」という声が聞こえてきそうですが、制度はようやく実用レベルに達しました。
2025年12月「健康保険証廃止」が最大の懸念
2025年12月2日以降、従来の健康保険証は発行されなくなります。海外赴任中で日本の社会保険を維持している方(出向者など)は、一時帰国時に医療機関にかかる際、マイナ保険証がないと手続きが非常に煩雑になるリスクがあります。

マイナンバーカードを持っていない人は代わりに資格確認書が送付されました。
海外居住者も「継続・新規発行」が可能に
新制度では、マイナンバーが付番されている日本国籍者であれば、国外転出後もカードを所持し続けることができます。また海外からでも新規申請が可能です。

大使館での申請、海外から郵送、一時帰国時に来庁の3種類方法があります。
また本籍地以外の市区町村でも対応可能とのことです。
私はマイナンバーを過去に持っていたので、一時帰国のタイミングで新規発行手続きを行いました。
なぜ一時帰国の役所申請にしたのか
一時帰国のついでに日本の役所窓口で手続きを行うほうが、精神的・時間的なコストが低く済むと考えました。
台湾でも日台交流協会に行けば申請可能ですが、開館時間は平日のみで、必ず有休休暇を使わなければいけません。

一度失効させられた身としてはマイナンバーカードのために有休消化は癪です。
【実録】非居住者がマイナンバーカードを再取得するリアルな手順
実際に墨田区役所で行った申請から受け取りまでのプロセスを公開します。
本籍地(青森県八戸市)と申請場所(東京都墨田区)が異なる場合のリアルなタイムラグも参考にしてください。
- 2020年:マイナンバーカード作成
- 2022年:国外転出のためマインバーカード返納
- 2025年:マイナンバーカード再申請
申請タイムスケジュール
- 10月28日墨田区役所に来庁し申請
- 11月11日八戸市役所から申請受付完了の連絡
- 11月15日
21日申請書IDのお知らせ発送通知
- 12月5日墨田区役所から到着通知
- 1月16日墨田区役所に来庁しマイナンバーカード受け取り
墨田区役所に来庁(2025年10月28日)
- 顔写真(縦 4.5cm×横 3.5cm)
- パスポート
- 本人確認書類(運転免許証など)
- 失効した旧マイナンバーカード
(申請自体はなくても大丈夫。番号だけでも準備しておくのが吉)
非居住者の場合、マイナンバーカードのオンライン申請が利用できないので墨田区役所に直接行きました。

窓口では一般の居住者とは別枠で案内されたので、比較的早く手続していただきました。
「マイナンバーカード総合サイト」の「国外転出者向けマイナンバーカードの申請・受取方法(新規交付)」から「【国外転出者用】個人番号カード交付申請書 兼 電子証明書発行/更新申請書」をプリントアウトするとスムーズです。
また旧マイナンバーカードを紛失すると再発行手数料が発生する場合あると言われました。
役所の混み具合で変わりますが、来庁してから40分ほどで申し込みが完了しました。
八戸市役所からメールと受付完了通知(2025年11月11日)
墨田区役所から本籍地の八戸市役所へ申請書が届いたようで、追加の内容確認のメールが届きました。

私の記入に不備があったので要返信メールが届きました。
非常に迅速かつ丁寧に対応していただきました。
確認が終わると、手続きを開始していただきました。

申請書IDのお知らせと発送通知(2025年11月15日~21日)
マイナンバーの申請状況を確認できる申請書IDがメールで送られてきました。
IDを用いていつ発送されるか確認してましたが、11月21日に発送されました。

申請してから約3週間ほどで作成完了しています。
思ったよりもご対応が早いです。

受け取り完了のメール(2025年12月5日)
墨田区役所からマイナンバーカードが準備できたとメールが届きました。
受け取る際、少し特殊な予約手順を案内されたので共有します。

通常、予約サイトでは「受取予約をする」を選択しますが、今回は区役所からの指示で「電子証明書更新の予約をする」を選択してほしいとのことでした。
- 予約項目: 電子証明書更新の予約(本来は1F)
- 実際の場所: 2Fの受け取り窓口へ向かう
おそらく非居住者向け(国外転入など)の申請プロセスが予約システムに未実装であるための暫定措置かと思われます。自治体や個別の状況によって対応が異なる可能性があるため、案内があった際はご注意ください。

マイナンバーカード受け取り(2026年1月16日)
再度帰国するタイミングで予約をして墨田区役所に来庁しました。
- 本人確認書類(パスポート・運転免許証・健康保険証)
- 手続きのやり取りをしてたメール(スクロールされた)
- 旧マイナンバーカード(新カードと交換)
初めに「個人番号カード受領書」を記載し提出しました。

後は、通常のマイナンバーカードの受け取り窓口に混じって手続きしていただきました。

受け取りの流れは一般の居住者と同じでした。
今回のケースのように、本籍地(八戸市)以外で申請・受け取りをする場合、役所間での書類持ち回りが発生します。カードは本人が受け取るまで厳重に封印されており、窓口で初めて開封されます。

当初、「手数料が発生するかも?」と言われていましたがそんなことはなかったです。
非居住者向けのマイナンバーカードの注意点
マイナンバーカードを受け取るときや、受け取り後にマイナ免許証に登録して貰った際に、注意点の説明がありましたので共有します。
マイナ免許証についてはオンライン講習の利便性に魅力を感じ、かつ手数料の負担を許容できるのであれば、2枚持ちでの登録は十分に価値がある選択だと言えます。
しかし、利便性を追求するのであれば、今後は「マイナ免許証が国際的にも有効な証明書として認められる」よう、政府によるさらなる環境整備を期待したいところです。
本帰国する場合、マイナンバーカードの切り替え申請が必要
国内に戻ったら必ず国内用のマイナンバーカードに変更する必要があります。
切り替え未実施の場合、失効したり手数料発生するそうです。
メアドを変更する場合は市区町村に連絡を
マイナンバー関連の情報は、今回やり取りしたメール宛てに役所から連絡いただけるそうです。
もしメアドを変更する際は役所(私の場合八戸市役所)へ連絡する必要があります。
マイナ免許証と従来免許証の「2枚持ち」を選択した理由と注意点
今回、免許更新ではないタイミングで手続きを行い、感じたメリットや注意点をまとめました。
将来的に国外で運転する可能性がある場合、現時点では従来の免許証を携帯する必要があるため、マイナ免許証に登録しても実質的には「2枚持ち」の状態になります。
メリット:オンライン講習
非居住者がマイナ免許証に登録した最大の理由は、更新時のオンライン講習にあります。
- スマホなどで事前に講習を受けられるため、免許センターでの拘束時間を大幅に短縮できる。
- 「時間を買う」という意味で、手数料の差額を上回る価値がある。(と私は思う)
デメリット:手数料と他サービスが享受できない
更新時期以外に2枚持ちの手続きを行うと、再交付手数料として1,500円がかかります。また、更新時の手数料も通常の免許証より100円高く設定されています。
また2枚持ちはワンストップサービスの対象外です。住所変更時などの一括手続きは受けられません。
注意点:非居住者のリスク(一体化の回避)
非居住者が誤って免許証をマイナンバーカードに「一体化(従来の免許証を返納)」してしまうと、マイナンバーカードに国内の現住所が登録されていないため、次回の免許更新ができず、最悪の場合失効する恐れがあるとの説明を受けました。
今回対応いただいた職員の方は非居住者向けサービスについて非常に詳しかったので助かりました。
| 運転免許証のみ | マイナ免許証のみ | 運転免許証と マイナ免許証の2枚 | |
|---|---|---|---|
| 住所変更・氏名変更 (ワンストップサービス) | 自治体・警察署 | ワンストップサービス | 自治体・警察署 |
| 更新時の手数料 | 2,850円 | 2,100円 | 2,950円 |
| オンラン更新時講習 | できない | できる 講習手数料200円 | できる 講習手数料200円 |
| 国際運転免許証を使用して海外での運転 | できる | 認めない場合がある | できる |
| 民間サービスの利用 | できる | レンタカーなど 出来ない場合がある | できる |
今回申請で感じたこと
役所も「初めての手続き」であると心得る
制度開始から日が浅いため、窓口の担当者が国外向け手続きに不慣れなケースが多々あります。
複数の職員の方に手続きを手伝っていただきましたが、毎度「国外向けのマイナンバー手続きです」と説明が必要でした。そして前の職員の方は「これでOK」といっても次の職員の方は「初めてなので確認してきます」と席を外されることも多々ありました。
寛容な気持ちで手続きしましょう。

一般の居住者の方で職員の方にカスハラしている爺が複数人いました…
あんな老後は迎えたくないですね。非常に醜かったです。
よくある質問(FAQ)
- Qマイナンバーは変更になるの?
- A
以前作成した番号と同じです。
- Q国外向けマイナンバーカードでもコンビニで電子証明書や住民票の写しは印刷できる?
- A
八戸市はコンビニ交付サービスが利用できる自治体なので試してみました。結論から言うと、戸籍謄本・戸籍抄本は印刷できました。住民票は非居住者はそもそも住民票を持っていないので「利用できないカードです」とエラーがでました。
- Qマイナ保険証はすぐに使える?
- A
カード取得時に「利用者証明用電子証明書」を設定すれば利用可能です。セブンイレブンのATMで申請したら、即座にマイナ保険証として使えました。
まとめ:一時帰国で「マイナンバーカード」を確保せよ
8年もかかった制度変更に不満は募りますが、政府は今後マイナンバーカード一本化を目指して動くと思うので行政サービスを円滑に享受するため、手間ですがマイナンバーカードの取得をオススメします
早めの準備で、安心な海外赴任生活を送りましょう。

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