【ポケモンGO】台湾限定イベントの振り返りと運営の手抜き対応への批判

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ラブ(@Lab_tainan)です。

2025年5月5日~5月18日まで台湾限定のイベントが開催されました。この記事ではイベント内容と結果についての考察、今回のずさんなイベント運営への批判をつづっています。

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ラブ(Lab)
ラブ(Lab)

東北地方出身。2022年から台南に単身赴任中。

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イベント概要

台湾を3つのエリアに分け、ナイススローの合計数で順位を競います!

2025年5月5日(月)00:00 ~ 2025年5月11日(日)23:59

ボーナス内容

  • 条件達成でXP2倍
  • 順位に応じて捕獲時のほしのすなボーナス
  • 限定タイムチャレンジ(ほしのすな、モンスターボール、ルアーモジュール、ヒバニー、ナゲツケザル、後ろ向き帽子グレッグル)
  • ルアーモジュール効果が1時間に延長
順位捕獲時ほしのすな倍率
1位3倍
2位2倍
3位1.5倍

※ほしのすなボーナスの適用期間は下記参照。

ほしのすなボーナス適用期間

台湾時間:2025年5月17日(土)00:00 ~ 5月18日(日)23:59

エリア分け詳細

  • 【區域1:北部】基隆市、臺北市、新北市、桃園市
  • 【區域2:中部】新竹縣、新竹市、苗栗縣、臺中市、彰化縣、南投縣、雲林縣、宜蘭縣(龜山島含む)、花蓮縣、臺東縣(蘭嶼・綠島含む)
  • 【區域3:南部】嘉義縣、嘉義市、臺南市、高雄市、屏東縣(小琉球含む)、澎湖縣、金門縣、連江縣

イベント結果の推定

1週間行われたこのイベントですが、結論から言えば最終日の結果発表は行われないまま、ほしのすなアップボーナスが始まりました。

 ポケモンGO台湾の公式Facebookで毎日13時に進捗が発表されるとのことですが、金曜と日曜の数値は未発表です。なので、ChatGPT o3モデルを用いて不足分の数値を推定しました。
(月~木・土の実データから「曜日=1,2,3,4,6」という日数軸で単純な一次回帰をかけ、欠けている「5(金曜日)」の値を外挿した。データの増減に必ずしも完全な直線性はないので、±5 % 程度の誤差は見込んでおくと安心。)

合計北部中部南部
6,897,7922,167,2561,791,185
15,164,2544,522,6623,824,370
22,546,1086,521,6085,574,643
28,424,4488,190,1097,002,629
金(推定)32,653,4179,429,1698,084,162
36,793,68810,638,5219,133,956
日(推定)44,529,14912,785,98910,993,946

各区域のNice、Great、Excellentの推移も同様に推定してもらいました。上の表の合計と若干の誤差がありますがどうか許して欲しいです。

北部NiceGreatExcellent
1,149,5501,939,2463,808,996
2,280,1854,096,4278,787,642
3,298,9015,898,75713,348,450
4,214,4307,465,13716,744,881
金(推定)4,719,2689,028,45418,905,695
5,256,24110,512,48221,024,965
日(推定)6,363,05212,412,94825,753,148
台北エリアの推移
中部NiceGreatExcellent
609,851960,737596,668
1,212,3522,045,9261,264,384
1,759,8002,932,9361,828,872
2,221,1543,671,7772,297,178
金(推定)2,431,4614,527,8072,469,901
2,659,6305,319,2612,659,630
日(推定)3,252,4666,240,7843,292,739
台中エリアの推移
南部NiceGreatExcellent
499,554798,959492,672
1,003,4271,730,7231,090,220
1,458,3252,494,0001,622,318
1,839,7393,118,2162,044,674
金(推定)2,057,9463,873,3782,152,838
2,283,4894,566,9782,283,489
日(推定)2,770,2115,352,9372,870,798
台南・高雄の推移

以上を一つのグラフにまとめると以下のようになります。

各區域の1週間の推移

正直このグラフだけ見ると「嘘やろ!?」と思うと思います。私も同意見です。

この数値がどれぐらい信用度が高いか検証します。

アクティブユーザーの推定と数値の信頼度

台湾のアクティブユーザーの推定

台湾のWAU(Weekly Active Users:週間アクティブユーザー数)は以下の通りです。

  • 北部:約 93,000 人
  • 中部:約 30,300 人
  • 南部:約 31,500 人

台湾は複垢ユーザーが多いので、この数値よりも実際は少ないと思われます。
そんなこと考慮してられないのでこの値を使っていきます。

台湾のMAU、WAUの計算について(GhatGPT o4-miniより)

MAU(Monthly Active Users:月間アクティブユーザー数)は以下の通りです。

  • 北部:約 400,000 人
  • 中部:約 130,000 人
  • 南部:約 135,000 人

台湾全体の MAU 想定

① 世界 MAU 比率法

  1. 世界 Pokémon GO 月間アクティブユーザー数:約 90,000,000 人
  2. 台湾人口(2024年推計):23,950,000 人
  3. 世界人口(2025年推計):8,190,000,000 人
  4. 計算: 90 百万×23.95 百万/8,190 百万≈0.26 百万→ 約 260,000 人

② スマホ普及率法

  1. 台湾のスマホ普及率:約 88.4%
  2. 台湾のスマホユーザー数:23.95 M × 0.884 ≒ 21.16 M
  3. 仮定:スマホユーザーの5%が MAU
  4. 計算: 21.16 M×5%=1.058 M→ 約 1,058,000 人

両手法で大きく差が出るため、①②の中間値をとって (260 k+1,058 k)/2≈660 k

台湾全体 MAU ≒ 660,000 人
としています。

2. 地域別配分の前提

台湾の人口は主に西側に集中しているため、以下の3大メトロポリタン圏人口を用いて割合を出します。東部・離島は利用者が少ない前提です。

地域対象エリア例人口(万人)全体に占める割合
北部台北市・新北市・桃園・新竹1,068.8 万60.3%
中部台中市・彰化県344.8 万19.4%
南部高雄市・台南市359.6 万20.3%
合計1,773.2 万100%

3. 地域別 MAU の算出

台湾全体 MAU(660,000人)を上記割合で按分すると、

地域割合MAU 想定値
北部60.3%660,000 × 0.603 ≒ 398,000 人
中部19.4%660,000 × 0.194 ≒ 128,000 人
南部20.3%660,000 × 0.203 ≒ 134,000 人

最終的な MAU 想定

  • 北部:約 400,000 人
  • 中部:約 130,000 人
  • 南部:約 135,000 人

注意点・想定の限界

  1. MAU=アプリを月1回以上起動するユーザーなので、すべてがイベント参加者とは限りません。
  2. スマホ普及率や MAU の世界数値は四捨五入/推定値に基づくため、誤差が数十%発生する可能性があります。
  3. 地域按分もメトロ圏人口に依存しており、実際の Pokémon GO 利用分布は若干異なる場合があります。

WAUの算出

ここから週間アクティブユーザー数(WAU)を求めるには7/30をかけてやればよい。

台北エリアのスロー数は正しいのか?

中部・南部はNice、Great、Excellentの比率が1:2:1だったのに対し、北部は1:2:4であることに疑問を感じたので考えてみます。

NiceGreatExcellent合計
北部68.4133.5276.9478.8
中部107.3206.0108.7422
南部87.9169.991.1348.9
1週間の各區域の1人当たりのスロー数

北部ユーザーであれば1日70回の合計Niceスロー数。うちエクセレントスローは31回でこの数値を達成します。

この期間にあったイベントは以下の通り、

  • GOパス:5月開始
  • マックスマンデー:サルノリ
  • スポットライトアワー:トリミアン捕獲時あめ2倍
  • レイドアワー:カプ・レヒレ
  • シャドウレジロック
  • ダイマックススイクン
  • コミュデイ:パモ
  • メガレイド:メガヘルガー
  • ロイヤルな活躍(ドドゲザン、王冠を付けたニドキング・ニドクイーン)

ユーザー数が多ければレイドボスの参加機会も増えますし、伝説レイドやダイマックススイクンでエクセレントスローを稼いだと思えば不可能ではない数値ではあります。

また初日で北部が圧倒的大差で首位を獲得したことで中部、南部のやる気が削がれ、私のようにプラプラに切り替えたのも大差になった原因であると考えます。

不満点

明らかに3エリアの分け方に難あり

ユーザー数の差を全く考慮してないイベントだったと言わざるを得ません。

北部だけ参加者ポテンシャルが3倍以上あるため、合計スロー数で競うには不公平です。

自分の頭を使ったわけではないですが、いちユーザーでも予測できるのに運営はいったい何やってるんですかね?

限定ギフト欲しかった

今回のイベントではヒバニー、グレッグル、ナゲツケザルの画像が使われていました。

引用:Pokémon GO
  • ヒバニー:国立美術館(台中)
  • 後ろ向き帽子グレッグル:大都会公園(新北)
  • ナゲツケザル:安平古堡(台南)

私はてっきり韓国のイベントようなギフトがあると思ってました。

1週間台南の安平に確認に行きましたがギフトはありませんでした…

そりゃみんな韓国のイベント行きますよ。

ちゃんとイベント走り切って欲しかった

イベント初日、2日目の経過報告はFacebookで投稿されていました。しかし、3日目、4日目、6日目は24時間で投稿が消えるストーリーで、5日目、最終日は投稿無しです。

今回の検証で台北の数値には一定の信憑性があると考えられますが、一方で不正があった可能性を匂わせるために、あえて履歴を残さないようにも見受けられます。

アンバサダーを増やすなど外面を取り繕う一方で、運営が根本的にずさんかつ手抜きな対応をしていると、本当にゲームを楽しんでいるユーザーの意欲を大きくそいでしまいます。

毎日13時にFacebookで進捗報告をするという運営側が定めたルールを、なぜ平気で破るのでしょうか。不正があったのなら、せめて「ほしのすな」獲得期間をずらすなどのフォロー策を講じるべきです。

とにかく、不透明にだんまりを決め込む対応が最も避けるべき姿勢です。

おわりに

今回のイベント内容、結果、数値の信頼度についてまとめました。

せっかくの地域限定のイベントだったのに、またポケモンGOのやる気が削がれました。

「地域格差」は今に始まったことではないのですが、小さなイベントひとつもまともに運営出来ないならこのゲームの終わりも近いと思います。

いっそイベント運営までもユーザーに任せてみて欲しい。もちろん報酬有りで。

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