過去4回に分けて、大学院生が学生納付特例制度を利用した場合の追納額や、追納しないと決めた理由について紹介してきました。
今回はまとめ記事です。全て見るのが面倒な方は、この記事をご覧になれば大枠を理解いただけるかと思います。
1.博士前期(修士課程)まで進んだ場合の追納額
私の追納額は約96万円です。5月生まれなので59ヶ月分未納です。
16,500円×20歳から卒業するまでの月数でおおよその追納額を計算できます。
2.院卒が追納した場合の年金加算額
国民年金は減額方式です。満額受給額は年毎に決まっています。
1ヶ月分追納すると年金は年間1,630円増えます。
T-YO
私の場合59ヶ月未納なので年間96,000円ほど増額になります。
3.追納のメリット・デメリット
追納のメリット
- 老齢基礎年金(国民年金)の受給額が増える
- 節税効果
追納のデメリット
- 新卒にとって追納額が高額
- 追納しても受給は65歳から(繰上げ制度を利用すれば60歳からも可能)
4.私が追納しないと決めた理由
- 節税になるほど年収が上がらない
- 追納額を個人運用した方がリスクヘッジになる
- 追納せずとも繰下げ受給で増額できる
- 海外駐在で非居住者になる
まとめ
学生納付特例制度と私が追納しない理由について長々と紹介しました。
T-YO
ここまでご覧いただき、ありがとうございます!
この記事をとおして皆さんに伝えたいメッセージは、
年金に期待する前に自分で備えろ!
です。
年金はあくまで保険です。老後への心配をなくすために若いうちから資産形成することを強くお勧めします。
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