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ラブ(@Lab_tainan)です。
遂に現時点における自分の中国語(台湾華語)レベルを確かめるためにTOCFL(華語文能力測験)を受験してきました。
この記事では台湾(台南)でTOCFLを受験する流れと私の勉強方法をご紹介します。
TOCFLとは
TOCFL(華語文能力測驗)は中国語を母国語としない人向けの台湾華語能力試験です。
中国語に関する検定はHSKがメジャーですが、
TOCFLは台湾で留学・就職する際に中国語を話せる能力の証明として活用できます。
公式サイトはこちらから飛べます。
受験の流れ
申し込み
TOCFLはBand A,Bのような特定のレベルの試験と、問題の正誤によって自分のレベルにあった問題が出題される電腦化適性測驗の2種類あります。
電腦化適性測驗の受験料は2,000TWDとBand指定よりも600TWD高いですが、
どのBandを受験すればよいかわからない人におすすめです。
試験の日程は國家華語測驗推動工作委員會で確認できます。
模擬試験や練習問題や対策本なども紹介しているのでTOCFLのベースキャンプみたいなサイトです。
試験日を確認後、華語文能力測驗線上報名系統(臺灣考區)で申し込みします。
会員登録にはパスポートの番号などが必要です。顔写真のアップロードは不要です。
支払いはクレジット払いかコンビニ支払いを選択できます。
受験票は発行されませんが、試験日の1週間前くらいに会場情報などが記載されたメールが届きます。
当日の流れ
持ち物は筆記用具(配布されるメモ用紙に書き込み出来る)とパスポートか居留証があればOK。
受験開始までの流れ
台南のTOCFL会場は嘉南薬理大学です。
奇美博物館の近くです。保安火車駅から車で10分ほどです。
大学内のK棟の1階が受験会場です。正門をまっすぐ進み、右折すれば着きます。
一応会場案内はありますが、案内の間隔が広すぎて私は迷いました(笑)
こちらがK棟(輝振大樓)です。参考までに。
申し訳なさ程度にTOCFLの看板が立ってました。
ちなみにこの自動ドアは開かないので、開く扉を探す必要がありました。
試験開始は13時半からで、それまでは待合室で待機する必要がありました。
受験者は東南アジア系の若者ばかりでした。
13時半に試験開始と思いきや、注意事項の説明が同部屋で中国語と英語でありました。
説明が終わったらPCがある受験部屋に移動します。
受験番号を確認し席に座ります。
着席後の流れ
身分証明書を座席に置き、試験官が確認します。
全員の確認が済んだら試験開始です。
受験に必要なIDとパスワードが記載されたメモ用紙が置いてあるのでPCに入力すると開始できます。
試験が終わるとListeningとReadingの点数が表示されます。(印刷とかはできない)
最後にメモ用紙を試験官に渡して終わった人から退席します。
1時間ちょっとで終わりました。
合格証
試験の時に確認できた点数はListening420点とReading520点でした。
公式サイトによるとListeningは入門級、Readingは進階級のようです。
成績表が届いたら更新します。
※2024年8月15日更新
受験日から約1か月後、成績書を送りますメールが来た後成績書が届きました。
結果は基礎級(Level 2)でした。(8段階中上から5番目)
そして基礎級(Level 2)を取得したことを証明する証書も届きました。
TOCFL勉強方法
勉強法の反省点
リスニングは台湾留学支援室PAPAGO遊学村というチャンネルが公開している模擬試験を一周しました。
電腦化適性測驗では問題が難しくなるとリスニングの速度も上がり何言っているか分かりませんでした…
倍速などスピードを調節して練習したほうがよかったなと思いました。
リーディングは文法さえ分かれば単語の意味は推察できますが、正解し続けると日本人でも推察が難しいような単語がたくさん出てきました。
リスニング対策のためさらに単語帳で勉強する必要があるなと思いました。
おすすめのテキスト
TOCFLを勉強するにあたって使ってみた教材をおすすめランクを添えて紹介します。
台湾華語単語 はじめの1000(★★★)
単語を覚えるのであればこの教材が一番使いやすかったです。
音声はaudiobookで無料で再生できるので耳で覚えることができます。
「はじめの1000」以外にも、「つぎへの1400」、「さらなる2700」と続編があります。
「はじめの1000」だけでは今回のテスト対応できなかったのでもしこれで勉強するなら「さらなる2700」まで視野に入れたほうがよさそうです。
當代中文課程(★★★)
週1で塾で中国語の学習していますが、その時に使っている教材です。
解説が英文ですが、中国語の文法の基本を学ぶのに最適な教材です。
英語の教科書のように会話文→単語→文法解説→練習問題の流れで学ぶことができます。
2024年9月22日追記!
日本語バージョンの教科書が最近発売になりました!
単語と文法から学ぶ PAPAGO式 台湾華語(★★☆)
TOCFL公式が紹介している教材です。
覚えるべき文法の例文に覚えたほうが良い単語を詰め込んでいるので、1冊でも十分なボリュームがあります。Podcastで音声を聞くことができるので一人でも学習できます。
しかし、会話文がない、例文が少ない、練習問題が簡素すぎるなど當代中文課程で学習している私にとってはこれでの勉強は続きませんでした…
まとめ
今回はTOCFLの受験の流れを私の体験を交えて紹介しました。
電腦化適性測驗は約1万円と安くはないですが、一度は自分の中国語レベルを確かめてみてはいかがでしょうか?
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